2022.9.22

お友達とこななでパスタランチを食べました。『束の間の一花』をかしていたたき、電車で一気読みをしました。ツイッターにものせた感想を以下に載せます。

 

先生に恋する女の子の多くは、「先生の先生じゃないところがみたい」という願いを持つ。しかし、学校を出たら先生は「先生」というコンセプトを脱いでしまうため、先生に恋をする醍醐味というか、フェティシズムはその時点で死んでしまう。卒業後に結ばれたとして、それは「先生」ではなくただの男として生活の一部となる。

一般的に先生と生徒の恋は法律や倫理的に結ばれないと考えられているが、

本当にフェティシズムとして少女が先生に恋をしている場合では、少女側の気持ちの問題的にも成立しないのだ。

本作のゆるぎ先生は先生に恋をする女の子のために「先生」のコンセプトを自らにかしたまま死んだ。「先生」であり続けることを一花も執拗に望んでいる。なおかつ「先生の先生じゃないところ」を病気によって描き出し、一花は擬似的に妻のような役割を経験できている。

また、両思いになっても生活が続く前に2人は死んだ。つまり、少女が先生に恋をした時に望むことを全て叶えた上で結ばれているのである。

これほどまでに"先生に恋をした女の子のため"のハッピーエンドが今まであっただろうか!

筋金入りの「少女」として、京本大我さんが演じられるのが今から怖くもあり、楽しみでもあります。

 

明日から三連休!しかしまた台風が接近中…。2日も人に会う予定入れなきゃ良かったです。さっと行ってさっと帰ってこよう。